当時は「シンセサイザー・ミュージック」というようなカテゴリに分類されていたマイク・オルドフィールドMikeOldfieldですが、このアルバムは、シンセサイザーももちろん使われていますが、テーマであるメロディーを奏で、曲の中心となる楽器はギターです。当時のプログレッシブ・ロックらしく、2曲の大作が収められただけのアルバムです。タイトルも単純に「PartOne(19:14)」、「PartTwo(17:17)」とあるだけです。2曲とも多くの展開するパートで構成されていて、まるでクラシックの管弦楽曲のようです。ジャケットはシンプルで、何の解説も書かれていません。
とても印象に残るメロディアスな曲で、学生時代はFMラジオ番組からエアチェックしたテープを何度も繰り返し聴いていました。まだハイファイにはオープンリールのテープレコーダーという時代で、高音質の高速モードで録音したものでした。
このアルバムは1975年にバージン・レコードVirginRecordsLtd.から発表されました。このCDは1996年にDiskyCommunicationsEuropeB.V.から発売されたオランダ盤です。
1998.8.20