スティーブ・ヴァイが加入していた頃のデビッド・リー・ロスのアルバムは大好きでした。「イートエム・アンド・スマイルＥａｔ’ｅｍＡｎｄＳｍｉｌｅ」、「スカイスクレーパーＳｋｙｓｃｒａｐｅｒ」、そしてスティーブ・ヴァイが脱退して「ア・リトル・エイント・イナフＡＬｉｔｔｌｅＡｉｎ’ｔＥｎｏｕｇｈ」。そしてこのアルバムは４枚目のソロ・アルバムです。

初期のアルバムは、ハードな中にロマンチシズムとユーモアが感じられるものでした。しかしこのアルバムではひたすらシニカルにヘビーメタル・サウンドを追求しています。楽曲はよりシンプルに、サウンドは重くなり、オーソドックスな曲作りという印象を受けます。そしてデビッド・リー・ロスの歌を聴かせることに重点を置かれているように感じます。

このアルバムは１９９４年にリプライズ・レコードＲｅｐｒｉｓｅＲｅｃｏｒｄｓから発表されました。このＣＤはワーナー・ミュージック・ジャパンから発売された日本盤です。ジャケットと同じデザインのステッカーと、オリジナル・レザー・キャップのプレゼント応募はがき、そして日本盤のみのボーナス・トラックとして１５曲目「ミシシッピー・パワーＭｉｓｓｉｓｓｉｐｐｉＰｏｗｅｒ」が収められています。

１９９８．７．２７