Dreamtime / Tom Verlaine


トム・ヴァーレインTomVerlaineはテレビジョンのリーダー的な存在で、ギターとボーカルを担当していたミュージシャンです。パティ・スミスらと親交があり、当時のニューヨーク・パンク・ロック・ムーヴメントの中心的な人物でした。テレビジョンTelevisionのアルバム「マーキー・ムーンMarqueeMoon」は傑作です。

このアルバムにも、彼独特のかっこいいカリカリしたギターの音が健在です。また味のあるボーカルも魅力的。テレビジョンの曲はほとんどトム・ヴァーレインが書いていたとのことですし、そういう意味で彼のソロ・アルバムは、テレビジョンの延長線上にある活動と言っていいのでしょう。

アルバムに収められたのは10曲と、別バージョンが2曲の合計12曲です。うち5曲は、トム・ヴァーレインTomVerlaine(Guitars、Solos、Vocals)に加えて、RitchieFliegler(Guitars)、DonaldNossov(Bass)、RichTeeter(Drums)の演奏。また4曲は、トム・ヴァーレインに加えて、RitchieFliegler(Guitars)、FredSmith(Bass)、JayDeeDaugherty(Drums)の演奏となっています。2曲目の「Penetration」だけは、トム・ヴァーレインがギターとベースを弾き、JayDeeDaughertyがドラムを叩く、二人だけのクレジットです。

歌詞の訳が欲しいところですが、あいにく輸入盤です。このアルバムは1981年にワーナー・ブラザーズ・レコードWarnerBros.RecordsInc.から発表されたもようですが、このCDは1984年に同社から再発されたもののようです。米盤のCDです。

1998.7.2