このアルバムは一昨日、梅田の阪神百貨店の特設会場で購入したCDです。そのとき数枚のCDを買ったのですが、中でも最初にプレイヤーに乗せたのは、このCDでした。
「やっぱり」というのが最初の正直な印象です。フレッド・フリスFredFrith氏は現代音楽の彼岸へ遠く旅をしてしまったようです。しかしアルバムには7曲の音楽が収録されていますが、最初の5曲はマーク・リボットMarcRibotという人の曲で、フレッド・フリスは関与していません。
1曲目から3曲目は「LobsterClawSymphonette(エビの爪交響曲)」、4曲目は「Minotaur(ミノタウロス)」、5曲目は「TheRiseAndTheFallOf...」と名づけられていて、いずれもマーク・リボットの作曲です。1、2、3、5曲目の演奏者はMarkRibot(Guitar)、J.D.Foster(Guitar)、ChrisWood(Bass)、ChristineBard(Drums)、JimPugliese(Drums)で、4曲目はMarkRibotのみがSimultaneousGuitarとEB−Hornを演奏しています。
6曲目はフレッド・フリスによる「SoloAcousticGuitar」。7曲目も同じくフレッド・フリスによる「SecondNature」で、作曲はフレッド・フリスです。フレッド・フリスのギターはやはり一聴の価値があります。特に最後の7曲目は、18:45もある大曲で、エレクトリック・ギターの持つ可能性を極限まで試しています。
このアルバムは1994年にSubRosaCantusから発売されたベルギー製のCDです。
1998.6.29