超有名なエアロスミスの超有名アルバム。「カルト」の趣旨を大きく逸脱しています(^_^;)。私がエアロスミスに出会ったのは、学生時代にアルバム「ロックスRocks」を聴いてからです。それから初期のアルバムを何枚か聴くことになりました。しかし「ドロー・ザ・ラインDrawTheLine」があまり好きになれなかったこともあって、以降エアロスミスからは遠ざかっていました。
再びエアロスミスを聴くようになったのは、RUN D.M.C.による「ウォーク・ジス・ウェイWalkThisWay」のカバーを聴いてからです。そして通算16枚目のこのアルバムには熱くなりました。ライナーに書かれたスティーブン・タイラーの解説によると、「『ParmanentVacation』の後、俺は2度と”穴埋め”なんてものをアルバムには入れないぞと自分に誓ったんだ。”穴埋め”ってのは7曲しかいいのはなくて、残りの3曲はカヴァーにあれこれみたいなやつだけど、そんなのは嫌だった。確かに時間はかかったが、俺達は本当にいい曲を得ることができた。このアルバムに”穴埋め”はない。俺はどの曲にも満足している」と自信万々に答えています。
解説の伊藤政則さんも「実はAerosmithはこのニュー・アルバムを完成させるために、実際は2枚分の曲を書いている。それは約35曲だったとも言われている」と書いていますが、まさにその通りだろうと思わせる曲の充実ぶりです。彼らの曲の「マジック」を知ろうと、バンドスコアも買いました。全然解読してないけど(^_^;)。
このアルバムは 1993年にビクター音楽産業株式会社から発売された日本盤のCDです。
1998.6.25