Lodger / David Bowie


「ロウLow」「ヒーローズHeroes」に続くアルバム。これら前2作は「ベルリン時代」と言われる時代のアルバムで、この「ロジャーLodger」をあわせて「3部作」と呼ばれることも多いようです。アルバムの印象は、やはり前2作とは違います。

インストゥルメンタル曲がなく、歌詞は重視されていますが、内容はどちらかといえば素直です。サウンドもポップさを増しています。ブライアン・イーノBrianEnoもシンセサイザーで参加していますがプロデュースには名を連ねていません。サウンドもイーノ色はあまり感じられません。

1曲目「素晴らしき航海FantasticVoyage」、アナログ盤ではA面最後である5曲目「レッド・セイルRedSails」、8曲目のボーイズ・キープ・スインギングBoysKeepSwinging」が私のお気に入りでした。

このアルバムはアナログ盤も持っていて、アナログ盤を持っているものはできるだけCDを買わないでおこうと思っているのですが、「IPray,Ole」「LookBackInAnger(NewVersion)」のボーナス・トラックが2曲入っているので買いました。これでようやく車で聴くことができるようになりました。

このアルバムが発表されたのは1979年です。このCDは1991年にEMIレコードから発売された英盤です。

1998.4.26