Fish Rising / Steve Hillage


Webサイト「ジブラルタル・オフ・エンサイクロペディア・プログレッシブ・ロックGibraltarOfEncyclopediaProgressiveRock」のスティーブ・ヒレッジSteveHillageのコーナーで、このアルバムはプログレッシブ・ロック・アルバムの中でも、たいへん素晴らしいアルバムと紹介されています。

スティーブ・ヒレッジは「ユリエルUriel」、「カーンKhan」、「ゴングGong」などに在籍したギタリストです。以前「L」というソロアルバムを聴いたことがあって、そのエキセントリックなサウンドに魅了されました。しかし前記のWebサイトでは「L」というアルバムはあまり評価されていません。僕はいいと思うんだけどなあ。「L」についてはまたいつか紹介します。

確かにこのアルバムは、どの曲も素晴らしいできです。とりわけ1曲目「SolarMusickSuite」は4つのパートに別れた17分近くにもなる大曲。2曲目「Fish」、3曲目「MeditationOfTheSnake」は幕間の印象。4曲目「TheSalmonSong」も印象的なリフで始まる、4つのパートに別れた8分あまりの曲。最後の5曲目「Aftaglid」も7つのパートに別れていて、14分あまりあるという、大曲ぞろいのアルバムです。

参加メンバーは、スティーブ・ヒレッジSteveHillage(Gitfish、Fishyhymns)、PierreMoerlin(Batterfish、Drum、Marimba、Darbuka)、デイブ・ステュワートDaveStewart(Orgone、Pianofish)、MikeHowlett(Bassafish)、リンゼイ・クーパーLindsayCooper(Basoonafish)、Moonweed(Synfish、Moog、Bubblefish、Tambura)、BloomdidoGlidDeBreeze(Saxofish、IndianFloot)、BambaloniYoni(FishTales、FishScales、FishBells)。パート楽器が冗談っぽくクレジットされており、スティーブ・ヒレッジはSteveHillfishなんて書かれています。

輸入盤なので歌詞が付いてないところが残念です。「○か×」の特設会場で手に入れました。このアルバムは1975年にバージン・レコードVirginRecordsLtdから発表されました。

1998.4.25