Truth And Soul / FISHBONE


これはカルトではありませんが、好きなもので(^_^;)。ジャケットは黒一色に見えますが、中心に魚の骨をデザインしたマークが、わずかに薄い色で描かれています。

「バンド」という形態は、メンバーの個性がうまく相互作用すれば、何倍ものエネルギーになっていきます。そのことがよくわかるアルバム。のびのびと全力で演奏しながら、互いに微妙に影響を与えながら音楽が作られていく。息の合った最高のコンディションで作曲され録音されたことが彷彿とするアルバムです。

ダンサブルなサウンドの中に、ハードロック的な手法、ソウルフルなボーカル、レゲエ調の曲、ジャズのフィーリングを取り入れたり。しかもそれらを見事に消化し、「フィッシュボーン・サウンド」に仕上げています。

彼らの3作目のアルバムということですが、ライナー・ノーツの高橋健太郎さんによるとプロデュースは3作連続でデビッド・カーンDavid Kahne。バンドとプロデューサーとの関係も最高だったのではないでしょうか。

日本盤で1988年にCBSレコードから発売されました。

1998.2.3