デビッド・クローネンバーグDavidCronenbergの映画「裸のランチNakedLunch」のサントラです。デビッド・クローネンバーグといえば、ホラー映画、というかサイコ映画というか、私の大好きなジャンルの映画監督です。商業的には「ザ・フライ」が有名ですが、マニアには「ビデオドローム」や「スキャナーズ」が代表作品ですね。「デッドゾーン」は当時新人のクリストファー・ウォーケンが主人公でした。クリストファー・ウォーケンといえば、先日見た「バスキア」にもインタビューアーの役で出ていて、いい味を出していました。個人的には「戦慄の絆」が大好き。女優はジュヌビエーブ・ビュジョルド。この人大好きなんですよー。学生時代「愛のメモリー」を見て一目ぼれ(^_^;)
しかしこの「裸のランチ」は眠かった(^_^;)。友人KAXもクローネンバーグは大好きで。彼は「いい」と言っていましたが、私はひたすら眠かった。何度見ても(見ようとしても)途中で寝てしまいます。こういう映画、今までもいくつかありました。でも人によって感覚は違うからなあ。「ストーカー」などは息もつかずに163分見続けましたし。
このCDの解説を読むと、ハワード・ショーという人は作曲家で、ハーモロディック理論で曲を作るらしいです。この映画音楽には、77人のミュージシャンで演奏される、オーケストラにオーネット・コールマンのサックスをフューチャーしたもの。でもオーネットらしくはないですね。なぜそう感じるかというと、リズム感に欠けるからですね。やはりオーネットは弾けるようなリズムが魅力ですから。でもオーネットらしいフレーズは随所に出てくるし、映画の雰囲気にはぴったりです。
映画が制作されたのは1991年。公開されたのが1992年で、このアルバムも1992年にMilanAmerica,Inc.から発売されました。米盤で、秋葉原の「リバティー」で中古CDとして880円で購入。
1999.3.11