「ドラムス・アンド・ワイアーズDrums And Wires」は私のお気に入りでした。「ブラック・シーBlackSea」、「イングリッシュ・セツルメントEnglish
Settlement」、「ママーMummer」と発表されるにつれ、サウンドが完成されていきますが、私にはバンドとしての面白さが薄れていくように思えました。
このCDはXTCの未発表曲やシングルのB面収録曲、ライブなどを集めたものです。「GO2」時代から「オレンジズ
& レモンズ」時代まで幅広く、全部で24曲が収録されています。
私の好きな「ドラムス・アンド・ワイアーズ」からは「テン・フィート・トールTenFeet
Tall」の別バージョン、「シザー・マンScissor Man」のBBCジョン・ピール・セッション・ライブ、そして「パルスィング・パルスィングPulsingPunsing」は英盤シングル「メイキング・プランズ・フォー・ナイジェル」のB面に収められた曲。
ほとんどの曲はアンディー・パートリッジAndy Partridgeとコリン・ムールディングColinMouldingによって書かれていますが、解説の市川哲史さんによれば、11曲目の「サンクス・フォー・クリスマスThanksFor
Christmas」と21曲目「カウントダウン・トゥ・クリスマス・パーティー・タイムCountdownTo
Christmas Party Time」は「スリー・ワイズ・メン」という名義で1983年11月に発表されたクリスマス・シングルの曲で、クレジットには「writtenby
KASPAR/MELCHIOR/BALTHAZAR」とあります。
このCDはヴァージン・ジャパンから1992年に発売された日本盤です。
1998.2.7